猫の爪とぎをケージに取り付けるなら、格子に固定できること、猫の研ぐ姿勢に合うこと、生活スペースを妨げないことを先に確認しましょう。縦に研ぐ面を追加するホルダー型と、上に乗れるステップ型は別の用途です。「ケージ用」と書いてあっても、すべてのケージへ取り付けられるわけではありません。
床の爪とぎが動く、トイレとベッドで場所が埋まる、といった悩みには取り付け型が候補になります。この記事では、購入前の採寸からPEPPYのケージ用ステップとの比較、取り付け後の見直しまで、選ぶ順番に沿って整理します。
※記事内の商品仕様・販売条件は2026年10月26日に公式情報を確認しています。価格・在庫は購入時に変わる場合があります。
この記事を読んでわかること
- 縦の研ぎ面がほしい場合と、爪とぎ付きの足場がほしい場合では選ぶ種類が違う
- 格子の太さ・間隔・向きと、取り付け後に残る空間を別々に確認する
- PEPPY「ケージ用ステップ」は格子の太さ・厚さ1.5cm以内、耐荷重は各タイプ5kgまで
- ペティオのホルダーが対応する20〜40mmは、ケージの格子ではなく爪とぎの厚さ
- 本体と替えを区別し、使用後も緩み・破損・猫の動き方を点検する
ケージに取り付ける爪とぎは「研ぐ面」と「乗る場所」を分けて選ぶ
床を広く残したいなら側面に研ぐ面を足すタイプ、足場も増やしたいならステップ型が候補です。ただし、猫が実際に使う姿勢を優先してください。背伸びをして研ぐ猫に、水平な足場だけを用意しても、同じ使い心地になるとは限りません。
取り付け型の利点は、限られた空間の使い方を調整できることです。一方、固定する場所や部品が増えます。床に置く商品より常に安全・省スペースと決めつけず、取り付けたあとの猫の居場所まで含めて考える必要があります。
| 種類 | 主な使い方 | 先に確かめること |
|---|---|---|
| ホルダー・板型 | ケージ側面に縦または横の研ぎ面を追加 | 爪とぎ板と格子の両方への適合 |
| 取り付けポール型 | 棒状の面で爪を研ぐ | 固定方向、研げる長さ、専用部品 |
| 爪とぎ付きステップ型 | 足場と水平な研ぎ面を兼ねる | 耐荷重、奥行き、昇り降りの経路 |
| 床置き型 | ケージの床で低い姿勢のまま研ぐ | 床面積とずれにくさ、トイレへの動線 |
まず、今使っている爪とぎの向きと素材を見る
部屋で普段使っている爪とぎがあるなら、前足を上へ伸ばすのか、体を低くして研ぐのかを観察します。新しい物を選ぶ際に、素材と姿勢を同時に大きく変えないようにすると、使わない原因を切り分けやすくなります。
段ボールを使う猫には段ボールの板やステップ、縄を巻いたポールを使う猫には同じ感触の取り付け型を候補にできます。ただし、素材が同じでも表面の硬さや幅は商品で違うため、「同じ素材なら必ず使う」という保証にはなりません。
爪とぎは猫に必要な行動であり、ケージ内だけ禁止するものではありません。環境省の子猫の飼養資料でもケージ内に爪とぎを用意する考え方が示されています。出典:環境省「子犬と子猫の適正譲渡ガイド」
足場として使わせたいなら、爪とぎ専用品を棚にしない
板をケージへ固定できることと、猫がその上に乗れることは別です。商品にステップやベッドとしての用途・耐荷重が示されていない場合、横に取り付けて棚代わりにする使い方は避けましょう。
たとえば、板状の爪とぎを押さえるホルダーは、研ぐ面を固定するための商品です。取り付け方向を横向きに変えられても、板を床と平行に張り出させて体重を支える機能まであるとは読み取れません。
一方、ステップ型を選ぶなら、体重条件だけでなく猫が足を置ける広さも必要です。大きな猫が乗れそうに見えても、表示された耐荷重を超える使い方はしないでください。見た目の頑丈さより、メーカーが認めた用途を判断の基準にします。
選択の分かれ目:「研ぐ場所がない」のか「段差を移動しづらい」のかを書き出すと、爪とぎ板とステップを取り違えにくくなります。両方が必要でも、一つの商品で無理に兼ねる必要はありません。
購入前に測るのは、格子・取り付け面・残る空間の3か所
取り付けられるかは、本体の幅だけでは判断できません。固定具が格子を挟めるか、予定の高さに設置できるか、設置後も猫が動けるかを順に確かめます。ケージの商品名・型番を控えておくと、適合が不明なときの問い合わせも具体的になります。
格子の「太さ」と「間隔」は違う寸法
格子の太さは棒そのものの厚み、間隔は棒と棒のあいだの隙間です。商品説明の「○cm以内」がどちらを指すのかを読み分けましょう。固定具を通す隙間と、挟み込んで支える棒の寸法は、別の条件です。
縦棒中心の面と横棒が細かく入る面でも、金具が当たる位置は変わります。交差部分やケージの連結部、木枠の近くは厚くなっていることがあるため、取り付けたい場所そのものを測るのが確実です。
採寸はメジャーだけでも始められますが、丸い棒の直径が読み取りにくいときは数値を無理に決めないでください。説明書に適合する寸法の図があるかを見て、不明なら格子の写真と型番を販売元へ伝えます。
| 採寸・確認項目 | 何を記録するか | 誤解しやすい点 |
|---|---|---|
| 格子そのもの | 太さ・厚さ、縦横の向き | ケージ全体の幅とは別 |
| 格子間の隙間 | 金具を通す位置の空き | 太さの上限だけでは判定できない |
| 設置予定面 | 使える高さと横幅、連結部 | 写真のケージと同形とは限らない |
| 内側の空間 | 張り出す奥行きと通路 | 外寸より内寸が重要 |
| 外側の空間 | 留め具の出幅と壁との距離 | 内側設置でも外へ部品が出る |
扉・トレー・食器の動きまで確認する
取り付けた爪とぎが扉の開閉やロックに触れる場所は避けます。開閉できても、扉を動かすたびに金具が引っ張られるなら、固定位置として適切とはいえません。ケージの固定面に設置できるかを先に見ましょう。
床の引き出しトレーやトイレを出せるかも重要です。設置時には収まっていても、掃除のたびに爪とぎを外さなければならない配置では、取り外しと付け直しの確認作業が増えます。
水の容器や食器の真上に段ボールの研ぎ面を置くと、研ぎくずが入りやすい位置関係になります。トイレの出入り口や寝床への通路も残し、足場を増やすために日常の動作を妨げないよう配置します。
購入前には、商品の幅と奥行きを紙に描いて予定位置に当てる方法が役立ちます。これはサイズ感を確かめるための仮確認であり、紙を固定具の代わりにしたり、猫を乗せたりする試験ではありません。
高さは「床から何cm」より、猫が立つ面から考える
縦型の爪とぎでは、猫が後ろ足を置く場所から前足を伸ばせる範囲に研ぐ面が必要です。床で使うのか棚板の上で使うのかによって、取り付ける位置は変わります。全ての猫に共通する一つの設置高はありません。
途中の棚に立って使う場合は、背伸びした際に頭や背中が上段へ当たらないかも見ます。高い位置へ取り付ければよいわけではなく、足元が安定し、無理なく体を伸ばせることが条件です。
子猫やシニア猫では、今の体格と動き方に合わせて低い位置から検討します。足場に飛び乗れない様子があるなら、爪とぎの位置だけで解決しようとせず、床で使えるものも残しましょう。
採寸のコツ:「幅は入る」だけで買わず、取り付け位置を一つ決めてから測ります。その場所で扉・トイレ・寝床が今までどおり使えるかまで確認すると、購入後の置き直しを減らせます。
PEPPYのステップとペティオのホルダーを用途別に比較
ここでは、足場を兼ねるPEPPYの商品と、研ぐ板を固定するペティオの商品を比較します。目的が違うため、価格だけで優劣は決まりません。足場が必要なければホルダー型、水平な爪とぎ面と段差が必要ならステップ型という順番で絞ります。
PEPPY「ケージ用ステップ」は爪とぎと足場を兼ねたい場合
PEPPY「ケージ用ステップ」は段ボール素材の面を持ち、格子を留め具で挟んで取り付ける商品です。工具不要でケージの内側・外側に設置できる仕様ですが、格子の太さ・厚さは1.5cm以内、耐荷重は各タイプ5kgまでという条件があります。
| タイプ | 本体の大きさ(約) | 置き場所の考え方 |
|---|---|---|
| ショート | 幅35×奥行18×厚さ4cm | 小さめの足場を追加したい場合 |
| ロング | 幅48×奥行18×厚さ4cm | 横幅を確保できる面に設置 |
| コーナー | 幅30×奥行30×厚さ4cm | 角の形状と周辺の空間を確認 |
いずれも段差を補う足場として検討する商品です。縦に長い研ぎ面が必要な猫には、ステップを増やすだけでなく、別の縦型爪とぎを用意する選択肢が残ります。
替えステップは単体では使えません。初めて購入する場合は本体、既に取り付け部品を持っている場合は対応する替えを選ぶ、という区別が必要です。補助金具を追加しても、耐荷重が自動的に増えるとは考えないでください。
| 選択肢 | 本体1個(税込) | 替え爪とぎ1個(税込) |
|---|---|---|
| ショート | 3,400円 | 2,480円 |
| ロング | 3,740円 | 2,860円 |
| コーナー | 3,480円 | 2,640円 |
ナチュラルブラウン・ホワイト・グレーの3色があり、表の本体・替えは確認時に各色とも在庫ありでした。補助金具は税込860円で在庫ありです。表示の最小価格860円は金具の価格で、本体一式の価格ではありません。
初回に必要なのは希望するタイプの本体です。替えは既存の金具を付け替える仕様なので、初めて使う人が替えだけ買っても取り付けられません。価格だけでなく、今持っている部品で使えるかを基準に選びます。
ペティオ「necoco つめみがきホルダー」は板状の研ぎ面を追加したい場合
ペティオ「necoco つめみがきホルダー」は、別売りの爪とぎをケージへ固定するための部品です。2個入りで、公式販売価格は税込1,188円。対応する爪とぎの厚さは20〜40mmで、縦横の取り付けができます。
20〜40mmは、格子の太さや間隔ではありません。板状の爪とぎの厚さを指します。手元の爪とぎがこの範囲でも、ケージ側で部品を適切に固定できるかの確認は別に必要です。
新しく一式そろえる場合は、ホルダー代だけでなく爪とぎ本体代と送料もかかります。既に使っている板を生かせるか、交換時に同じ規格を入手しやすいかを確認すると、初回だけでない買い方を考えられます。
出典:ペティオ「necoco つめみがきホルダー」仕様/公式オンラインショップの価格・内容
このホルダーを、棚板やベッドを支える部品として使うことは勧めません。猫が板に乗りたがる設置になってしまう場合は、研ぐ面の配置を見直すか、乗る用途の製品に切り替えます。
同じ予算でも「最初に必要な一式」をそろえて比べる
本体一式、交換材、取り付け部品だけの価格を同列に並べると、安いと思った商品が使い始められないことがあります。購入メモには「固定部品」「研ぐ部分」「送料」を別の欄に書き、足りないものがないかを確かめましょう。
| 選択肢 | 初回に必要なもの | 向かない条件 |
|---|---|---|
| PEPPYのステップ | 希望サイズの本体。必要に応じ対応部品 | 耐荷重超過、格子が適合しない、奥行き不足 |
| ペティオのホルダー | ホルダーと適合する爪とぎ板 | 板厚が対象外、格子に固定できない、棚としての使用 |
| 床置きの爪とぎ | 猫の姿勢と床面積に合う本体 | 通路が塞がる、使うたびに大きくずれる |
PEPPYの通常送料は660円、通常は税込10,000円以上で送料無料です。ダイヤモンド会員は税込3,980円以上で送料無料の案内があります。会員資格を定期便の利用だけで判断せず、自分に適用される条件を確認してください。
通常送料660円が適用され、別途送料や決済手数料がない場合、ショート本体1個は3,400円+660円=4,060円、ロングは4,400円、コーナーは4,140円です。これは条件をそろえた商品代と送料の合計であり、全員の注文確定額ではありません。
沖縄は一般条件では注文額にかかわらず送料660円ですが、ダイヤモンド会員は税込3,980円以上で送料無料の案内があります。大型商品送料やクール便送料は別条件です。また、代引きなど支払方法による手数料は上の計算に含めていません。出典:PEPPY「ご注文について」
必要なのが一つだけなら、送料無料にするために大きなセットを買うことが合理的とは限りません。猫が使う向きと格子への適合が確認できてから、複数箇所へ増やすかを決める方法もあります。
買う前の最終判断:足場を足したいなら体重・奥行き・経路、研ぐ面だけなら板の規格・高さ・固定方法を優先します。商品名が似ていても、果たす役割が同じとは限りません。
取り付けるときは、部品の固定と猫の動線を別々に点検する
届いた商品は、猫を別の安全な場所へ移してから説明書どおりに組み立てます。固定できたかを見る点検と、猫が無理なく使えるかを見る観察は別の工程です。最初から留守中に使わせず、飼い主が見ている場面で導入しましょう。
作業前に部品と設置面を確認する
本体、留め具、ネジなどを説明書の一覧と照らし合わせます。欠けた部品がある場合に、手元の針金や結束バンドで代用して組み上げるのは避けてください。欠品や初期不良は販売元へ相談する内容です。
ケージ側も、格子の曲がり、接合部の緩み、ロックの不具合がないかを見ます。爪とぎを固定する相手が不安定なままでは、取り付け部品だけを締めても適切な設置にはなりません。
説明書が手元にない中古品や譲り受けた物は、製品名と型番から取扱説明書を確認してから使います。外見が似ている別製品の手順を当てはめず、必要部品の種類と向きを確かめることが先です。
締める力を増やすだけで、適合しない形を補わない
部品が斜めになる、しっかり挟めない、板が抜けるといった場合は、いったん作業を止めます。無理に締めれば固定できると考えず、対応する寸法・向き・部品の組み合わせへ戻って見直します。
ペティオの関連サークル取扱説明書では、爪とぎとフェンスをホルダーで挟む方法に加え、締めすぎによる破損やネジの飛び出しへの注意が示されています。実際の作業は購入品に同梱された説明書を優先してください。出典:ペティオ「necoco キャットルームサークル」取扱説明書
固定が終わったら、鋭い部分や突き出たネジがないか、猫が通る場所に狭い隙間を作っていないかを確認します。外側に出る留め具も、壁へ当たったり人の通路に突き出したりしないよう見ておきます。
- 説明書の部品・向きを照合する
- 指定の場所と方法で固定し、緩みや傾きがないか確かめる
- 扉、ロック、トレーを動かして干渉がないか確認する
- 食器・トイレ・寝床への経路が残っているか見る
- 猫を戻し、初めて使う場面を見守る
この手順は安全確認の整理であり、製品ごとの取り付け手順や試験方法を置き換えるものではありません。耐荷重の確認として人が体重をかけたり、強い力で引っ張ったりする独自の試験は避けましょう。
ステップを増やすときは、下りる経路も残す
上へ行く足場だけでなく、下へ戻る足場と着地先も考えます。ケージの内側を棚で埋めすぎると、猫が体を回す場所や次の段へ移る空間が少なくなります。段数を増やすこと自体を目的にしないようにしましょう。
外側に取り付ける場合は、ケージの上へ登った先に窓や落下物などの危険がないかも見ます。商品が外側設置に対応していることは、その部屋の全ての置き方が安全という意味ではありません。
初回に猫が端へ足をかける、体をひねって無理に通る、隣の段へ飛び移るのをためらう場合は、その動きを配置見直しの手がかりにします。嫌がる猫を抱き上げて高い段に置き、使用を強いる必要はありません。
設置後の見方:「商品が落ちない」だけで終わらず、猫がいつもの生活動作を続けられるかを見ます。トイレに入りにくくなったなら、爪とぎの位置を変える方が先です。
使わない・揺れる・傷むときの見直し方
使われない理由は一つとは限りません。固定、向き、高さ、素材、ケージへの慣れを順に見て、変える条件を絞ります。ぐらつきや破損がある場合は、慣れるまで待つのではなく使用を止めることが優先です。
使わないときは、猫を押さえつけず条件を一つずつ変える
猫が爪とぎの前まで来るのに研がないなら、足元や面の向きを見直します。近づかないなら、新しい物や場所を警戒している可能性もあります。取り付け高さと素材を一度に変えるより、まず一つだけ調整した方が反応を見やすくなります。
既に使っている爪とぎは、新しい物を使う様子が確認できるまで残します。新しい商品を買ったからという理由だけで、猫が選べる研ぎ面を急になくさないようにしてください。
自分から研いだときは、猫が好む報酬で応じます。FelineVMAの行動資料は、罰ではなく適切な研ぎ面の用意と望ましい行動への報酬を勧めています。前足をつかんで無理にこすりつけたり、水を吹きかけて叱ったりする方法は採りません。出典:FelineVMAの行動トレーニング資料
爪とぎを設置しても、ケージに入ること自体を強く嫌がる場合は、その不安を爪とぎだけの問題にしないことが大切です。ケージを休める場所として慣らし、長時間閉じ込めるための道具として扱わないようにします。参考:PEPPYの猫用ケージ解説
揺れや異音は、固定具だけでなくケージ全体を見る
使うたびにカタカタ鳴る場合、留め具が緩んでいるのか、板が固定枠の中で動くのか、ケージ全体が揺れているのかを分けて見ます。原因が違えば、付け直す部品や見直す場所も変わります。
格子が変形する、取り付け部分に亀裂がある、締め直しても緩む場合は、そのまま使わせず販売元に相談してください。接着剤で固めるなどの補修は、材質や交換方法に影響するため自己判断で行わない方が無難です。
音を消す目的で、固定部に布やスポンジを挟む方法も、説明書で認められていなければ避けます。見かけ上の音が減っても、部品が指定どおり支えられているかは別問題だからです。
交換時期は日数でなく、研ぐ面と固定部の状態で決める
全ての商品に共通する「何か月で交換」という期間は決められません。使う回数や猫の力、素材、設置環境によって傷み方が変わります。掃除の際に、研ぐ部分と支える部分を分けて確認する習慣が役立ちます。
段ボールが大きく崩れる、板が湿って軟らかくなる、縄がほどけて長く垂れる、固定具が欠けるといった変化がある場合は、使用を中断して交換や部品の相談をします。湿った紙製品を乾かせば元の強度に戻ると決めつけないでください。
交換するときは、古い品と新しい品のサイズ・型番を照合します。「同じ幅だから入る」と判断せず、厚みや部品を通す位置、メーカー指定の対応品かも確認しましょう。
続けやすい管理:掃除と同時に、板の傷み、金具の緩み、格子の変形を確認すると見落としを減らせます。使われない問題と壊れかけている問題は分けて対応してください。
ケージ用爪とぎで迷いやすい疑問
最後に、購入直前や交換時に残りやすい疑問を整理します。取り付け型を選ばない判断も含め、猫とケージの条件に合う方法を選んでください。
結束バンドやひもで手作りしてもよい?
ケージに市販の爪とぎを追加する目的なら、適合する専用品を優先します。ひもや結束バンドで固定できたように見えても、噛んだ際の破損、切り口、緩み、絡まりまで確認する必要があり、この記事では一般的な代用方法として勧めません。
製品の説明書に指定の固定材が含まれる場合は、その使い方に従います。専用品に使われている素材と同じだからといって、手元の物で同等の固定ができるとは限らない点に注意してください。
ケージの外にも爪とぎを置く必要がある?
猫が普段ケージの外で過ごすなら、外にも使いやすい爪とぎを残すのが自然です。ケージ内に一つ設置したことを理由に、部屋でいつも使う場所をなくす必要はありません。
取り付け型を部屋側へ向けて使う場合も、その製品が外側設置に対応していることが前提です。内外どちらにも付けられる商品であっても、猫が研ぐために立つ床や足場が確保できるかを確認します。
子猫のうちに大きめを買えば、ずっと使える?
成長後を見越して選ぶことはできますが、今の子猫が届かない高さや、移動しづらい大きな足場では使いにくくなります。サイズだけでなく、現在の位置を調整できるか、成長後も耐荷重内かを一緒に考えましょう。
複数の猫が同じステップへ乗る可能性がある場合も、各個体が軽いから大丈夫とは判断しません。製品の想定する使い方や荷重条件に合わない場合は、別々に使える場所を用意します。
格子への適合が分からないときは何を伝える?
販売元には、ケージのメーカー・型番、取り付け予定面の写真、格子の太さと間隔、希望する製品名をまとめて伝えます。ステップ型なら猫の体重と設置予定の高さも添えると、問い合わせの論点が明確になります。
確認が取れるまでは無理に取り付けず、床の広さが足りるなら床置き型を使う方法があります。取り付け型を買うことをゴールにせず、猫が安定して爪を研げる場所を確保することを優先してください。
よくある質問
ケージ用の爪とぎは、足場としても使えますか?
爪とぎ専用の板やホルダーを棚として使えるとは限りません。乗る用途が必要なら、足場としての使用と耐荷重が明記されたステップを選びます。研ぐ面だけ追加したい場合は専用ホルダーも候補ですが、猫が体重を掛ける方向や固定方法を製品の説明に合わせてください。
格子の太さと間隔はどちらを測りますか?
両方を別々に測ります。太さ・厚さは棒そのものの寸法、間隔は棒と棒の隙間で、固定具を通す条件と挟み込む条件は同じではありません。PEPPYのステップの1.5cm以内という表示は格子の太さ・厚さです。設置部分の交差や外枠も合わせて確認します。
取り付け高さは床から何cmにすればよいですか?
全ての猫に共通する高さは決められません。猫が実際に立つ床や棚から、どの姿勢で前足を伸ばすかを基準に考えます。外から測った高さだけでは足場との関係が分からないため、既存の棚、食器、扉の動きも図にして、無理なく近づける位置を選んでください。
PEPPYのケージ用ステップはどの形でも耐荷重が同じですか?
この記事で比較した通常本体は、各タイプ5kgまでという条件です。長い型や角に付ける型だから自動的に上限が増えるとは考えません。補助部品や別セットはその商品の条件を別途確認し、猫の体重と指定構成が合うものを選んでください。ケージ自体の状態も点検します。
necocoのホルダーを買えば爪とぎ板も届きますか?
「necoco つめみがきホルダー」は別売りの板を固定する部品で、爪とぎ本体とは区別します。対応する板の厚さは20〜40mmとされるため、手元の板の寸法と適合条件を確認してください。初回に使う費用はホルダーだけでなく、対応する板も含めて比較します。
取り付けるとトレーが引き出せなくなることはありますか?
本体や留め具の位置によっては、扉やトレー、食器の出し入れに干渉する可能性があります。寸法が収まることだけで決めず、取り付け予定位置で普段の世話の動きを確認します。掃除のたびに不安定な付け直しが必要にならないよう、管理のしやすさも比較してください。
内側と外側のどちらへ取り付けてもよいですか?
内外への設置に対応するかは商品ごとに確認します。外側に付けられる製品でも、その先に窓や落下物がある配置まで安全になるわけではありません。猫が立つ場所と降りる経路、部屋への張り出し、人の通行を確認し、説明書にない向きへ付けないようにします。
取り付け後にぐらつくときは強く締めれば直りますか?
締め付けを強くするだけで解消しようとせず、部品の向き、格子への適合、ケージ全体の揺れを分けて確認します。板や格子に変形がある場合は使用を中断してください。説明書どおりに組んでも緩むなら販売元へ相談し、接着剤や自己流の固定で補わないことが大切です。
爪とぎが削れたら固定金具も一緒に交換しますか?
面の消耗と固定部の傷みは別々に判断します。対応する替えがあり金具が健全なら板だけ替えられる場合がありますが、変形した金具や格子は新品の板では直りません。購入履歴で本体名と型を特定し、交換品の厚みや固定位置まで一致することを確認します。
ケージ用爪とぎを使わないとき、どこを見直しますか?
最初に破損やぐらつきがないかを確かめ、その後で立つ面、高さ、向き、素材を見ます。近づくが研がないのか、全く寄らないのかも分けて観察してください。一度に条件を変えず、猫を押さえて前足を動かしたりせずに、使い慣れた爪とぎも選べるようにします。
まとめ|取り付け条件を確認してから、猫に合う研ぎ面を選ぼう
ケージ用爪とぎは、場所を節約するだけでなく猫の姿勢と生活動線に合うことが大切です。まず目的を「研ぐ面の追加」と「足場の追加」に分け、採寸と製品仕様を照合して候補を絞りましょう。
- 縦に研ぐ猫には、体を伸ばせる研ぎ面と安定した足元を用意する
- ホルダー型の横向き取り付けを、棚として乗れる意味に読み替えない
- 格子の太さ・間隔・向きを別々に測り、予定位置で適合を確かめる
- 本体の寸法だけでなく、留め具の出幅と設置後の通路も確認する
- 扉・ロック・トレー・トイレの出入りを妨げない位置を選ぶ
- PEPPYのステップは各5kgまで、格子の太さ・厚さ1.5cm以内が条件
- ペティオのホルダーは厚さ20〜40mmの爪とぎ用で、爪とぎ本体は別に必要
- 初回は本体一式、交換時は適合する替えを選び、部品価格と混同しない
- 使わない場合は姿勢・高さ・素材を一つずつ見直し、自発的な利用を促す
- 緩み・変形・破損がある場合は使用を中断し、代用品で無理に固定しない
- 取り付けが難しい場合は、床置き型や部屋側の爪とぎも選択肢にする
次にすることは、ケージの型番を控え、取り付けたい一面を測ることです。その条件で固定でき、猫が無理なく使えると分かってから、本体・替え・送料をそろえて購入内容を決めてください。


コメント